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ようやく完成したフルカーボン・ロードバイク、一旦「最低限の」装備で完成させました。早速乗ってみたいのですが、乗るために必要なアクセサリーを追加装着してから試乗しました。 |
【7.5kg のフルカーボン・ロードバイク】
今回作成したロードバイクは、コストに留意しつつも、フルカーボンの特色を反映すべく、なるべく軽量化を目指して作成しました。その結果、完成時重量はペダル込みで 7.5kg、ペダルなしで 7.15kg となりました。大抵のロードバイク完成車のスペックはペダルなし表記が多いため比較検討指標としては 7.15kg となります。この数値はいろいろ見比べてみると相当上位の数値であることがわかりました。
例えば TREK の Emonda SL 6 Pro、ペダルレスで多少大きめの 56cm サイズで 7.3kg と表記されています。今回作成のバイクと重量上はいい勝負です。しかし、このバイクの価格は 450,360円です(税込)。
MERIDA で 7.2kg 程度のバイクを探しましたが、そのゾーンのロードバイクは見つからず、ちょっと重めの SCULTURA LIMITED が 7.6kg。しかしこれも価格は相当なもので 430,920円(税込)です。
この価格帯のロードバイクには大抵 Ultegra クラスのコンポが採用されているので、それを割り引いても 40万円クラスのロードバイクと重量的には伍して戦えるバイクができたということになります。改めて中華カーボン恐るべしです。当然、値段の高いものにはその分の価値があると思っています。安心感、満足感、ブランド、付加価値、性能などですね。一概に重量と価格だけで比べるのは公平ではないと考えています。
【アクセサリー】
これまでは、「走れるための最低限」の装備に限定してきましたが、実際に走るとなると、それ以外に色々とアクセサリーが必要になってきます。代表的なのはボトルケージとかサイクルコンピューターとかですね。最低限仕様の完成後、付け足したアクセサリーを紹介します。
【フレームガード】
まず、「保護パーツ」を付けました。アウターケーブルの接触やチェーンの暴れによるフレームの擦過傷を防ぐためのものです。

次の写真は今回のハンドル周りのケーブル処理です。ハンドルを目一杯切ってもケーブルに過度なテンションがかからないようにインストールすると、アウターケーブルの長さには適度な余裕が必要です。そのケーブルのフレームへの引き込み口がフレームサイドの場合はどうしてもアウターケーブルがフレームに接触してしまいます。

そのため、接触部分を保護するパーツを選定し、装着しました。

(ヘッドチューブ右側: BazookaチューブガードとBBBバイクスキン
)

(ヘッドチューブ左側: BazookaチューブガードとBBBバイクスキン
)
つぎに、チェーンステーにネオプレン製の素材で、しっかりチェーンの接触をガードしてくれる「BBBチェーンステーガード」を装着しました。存在感を過度に主張せず、カーボン色にマッチして、いい感じです。

(BBBチェーンステーガード)
【ボトルケージ】
次に「ボトルケージ」。これも中華カーボンで軽量なものが見つかりました。
(Lixada 超軽量ボトルケージ)
1個18g。実測はそれよりも軽量だったと記憶しています。2個購入して取付けました。よく合っています。実際にボトルも入れてみましたが保持力は問題なし。あとは耐久性だけだと考えています。

【灯火、サイコン、反射板等】
シートポストには CATEYE のテールライト、 RAPID MINI 用のブラケットを装着。

ハンドルには、これまた CATEYE のヘッドライト、VOLT800 用のブラケットを装着(右側)。左側には Garmin マウントを取り付けています。

サイクルコンピューターは Garmin ではなくて、iGPSPORT 社の iGPSPORT iGS50E という ANT+ センサー対応の GPS サイクルコンピューターを購入しました。

これについては回を改めて紹介しようと考えていますが、「いいです!」。GPSサイコンとしては最低価格レベル。なおかつ大画面で各種情報を同時に見ることができて、夜間は常時点灯するバックライト付きで夜間も見やすい。さらに ANT+ センサー対応なので、速度センサーは車軸に付けられるため、フロントフォークにセンサーを取り付けたり、ホイールにマグネットを付けることから解放されます。

また、ケイデンスセンサーもクランク任意の位置に着けられるため、取付自由度が増します。

心拍センサーも対応なので、走行中に心拍をモニターできます。

さらに、GPS レシーバー内蔵なので、走行ログを自動記録し、クラウドにアップロードすることも簡単です。
反射板は、「何かスマートなやり方はないか…」と考え、本来靴のかかとに貼り付けるタイプの反射シールをフロントフォークとシートステーに貼り付けています。
(靴用 反射シール 黒)

(フロントフォーク)

(シートステー)
最後にバーエンドミラーを取り付けて完了。車道を走るには、どうもこれがないと不安です。ロードバイク向けに最小限の大きさのものを選択。

(視野調整自在 バーエンドミラー FBM-0010)
いろいろとアクセサリー類を取り付け、出来上がったのがこの姿。車重 7.6kg でした。

【試乗!】
各種アクセサリー装着後、当日は雨模様だったので「今日は乗れないか…」と思っていましたが、幸いにも午後は晴れて、乗れるチャンスが巡って来ました。そこで近所周辺を30分(約9km)、走ってみました。
まず感じたのが「がっしり感」。安全確認(始業点検)の習慣で、走り出す前に一度、自転車を10cm程度持ち上げ、手で支えながら落とすことをやっているのですが、このバイクは全く感触が違いました。アルミのバイクは落とした後、「ガシャン」と、ある種の「余韻」を伴いますが、このカーボンバイクは「ガシッ」と落ち、一瞬で静まります。無駄な振動がなく、「おおっ!」と驚きました。今まで使ってきたアルミのロードバイクの重量は 9.2kg、片やこのカーボンバイクは 7.6kg 、それなのにしっかり感はカーボンバイクの方が確実に上です。
走り出すと当然スイスイ進みます。ただ、軽さに起因する推進力の違いの確認は次回へお預けとしました。加速力の良しあしは、人間が意図して踏まないと味わえません。初回はスピード以外の感触を味わいたいと思い、あまり踏みませんでした。
走行時の感触は、やはり「がっしり」です。ザラザラの地面を走っているのに振動の雑味がありません。地面の一次凹凸をそのまま伝えてくる感じ。いやな感じではありません。先入観として、カーボンバイクはママチャリのように振動を遮断したフワフワな乗り心地かもしれないと考えていましたが、明らかに違いました。
ここで自動車の話をすると、最近の高級車は「フワフワ」でなく、路面の状況を伝えつつ「どっしり感」がある、そんな味付けが主流です。「フワフワ」だと乗り心地自体は良いのでしょうが、操縦安定性と走行感覚が損なわれ、広い意味での乗り心地が損なわれてしまいます。そのため今の高級・高性能車の乗り味は、足回りは固めつつ、二次振動は瞬時に減衰する「ビシッとした」乗り心地。今度作ったカーボンバイクはまさにそんな感じで「軽いのにがっしり、どっしり」。これはすごい!と思いました。
今回は 30分程度の「つまみ食い」。今度は 50km程度の長距離を走って、このプレミアムな走行感覚を十分に味わいたいと思います。
【最後に】
フルカーボン・ロードバイクが完成したので、今回の企画シリーズ「納得の予算で納得のフルカーボンロードバイクを組み立てる」は今回を以って完結としたいと思います。長らくお付き合いいただき、どうもありがとうございました。
【今回までのパーツ】
バイク本体必須パーツ
| パーツ名 | 製品名 | 購入価格 | 重量 |
|---|---|---|---|
| フレームセット(ヘッドパーツ込) | ICAN 2017-AC18 |
52,870円 | 1,451g (コラムカット後) |
| カーボンステム | RXL SL ロード自転車カーボンステム |
3,229円 | 137g |
| スペーサー | カーボンファイバー製自転車 スペーサー5個セット |
460円 | 24g |
| ハンドル | RXL SL カーボン ハンドル |
5,359円 | 184g |
| シート | zroot超軽量フルカーボンサドル |
3,000円 | 125g |
| シートポスト | RXL SL シートポストRXL1701 |
3,799円 | 195g |
| シートクランプ | カーボン シートクランプ 34.9mm龜旅 |
1,560円 | 14g |
| 前後ホイール(クイックシャフト込) | ICANカーボン38mm深 クリンチャーホイールセット |
45,862円 | 1,607g |
| リムテープ(2本) | シマノロード用リムテープ700cx16mm(2本入) |
798円 | 32g |
| タイヤチューブ(2本) | Panaracerチューブ R'AIR 700x23~28C] 2ピースバルブ仏式34mm |
3,176円 | 153g |
| タイヤ(2本) | Panaracer RACE A EVO3 700×25C ブラック |
9,072円 | 482g |
| バルブ・エクステンダー(2本セット) | Panaracerバルブエクステンダー2本セット [20mm] |
1,436円 | 2g |
| タイヤ内空気 | 前輪7気圧、後輪7.5気圧 | 0円 | 17g |
| バランスウエイト | DAIYAバランス調整鉛(2セット) |
600円 | 17g |
| スプロケット | SHIMANO 105 CS-R7000 11-30T |
4,894円 | 294g |
| ボトムブラケット | SHIMANO SM-BBR60 BSA |
2,073円 | 76g |
| クランクセット | SHIMANO 105 FC-R7000 50×34T |
13,968円 | 721g |
| リアディレイラー | SHIMANO RD-R7000-SS |
5,172円 | 219g |
| フロントディレイラー | SHIMANO FD-R7000 |
4,027円 | 94g |
| チェーンキャッチャー | K-Edge チェーンキャッチャー |
2,976円 | 12g |
| ブレーキ | SHIMANO BR-R7000 |
7,853円 | 353g |
| SPDペダル | SHIMANO PD-M520 |
3,713円 | 376g |
| STIレバー | SHIMANO ST-R7000 |
19,178円 | 479g |
| ブレーキケーブル | SHIMANO BC-9000 |
2,837円 | ケーブル合計で |
| シフトケーブル | SHIMANO R9100 |
3,836円 | 196g |
| チェーン | SHIMANO CN-HG901-11s-116L-Q |
4,210円 | 255g |
| バーテープ | KINGOUバーテープ |
845円 | 25g |
| 合計 | 206,803円 | 7,540g |
各種追加装着アクセサリー(今回新規に購入したもの)
| 用品 | 製品名 | 購入価格 |
|---|---|---|
| フレームガード | Bazookaチューブガード |
756円 |
| 保護シール | BBBバイクスキン |
864円 |
| プロテクター | BBBチェーンステーガード |
1,080円 |
| ボトルケージ | Lixada超軽量ボトルケージ(2個) |
3,180円 |
| GPSサイコン | iGPSPORT iGS50E |
12,999円 |
| スピードセンサー | GARMINスピード/ケイデンスセンサーセット |
7,300円 |
| 心拍センサー | GARMINプレミアムハートレートセンサー |
6,454円 |
| 反射テープ | 靴用 反射シール 黒 ロング |
412円 |
| 後方確認ミラー | 視野調整自在 バーエンドミラー FBM-0010 |
1,350円 |
| 合計 | 34,395円 |
メンテ用品(今回新規に購入したもの)
| 用品 | 製品名 | 購入価格 |
|---|---|---|
| メンテスタンド | 【World box】自転車メンテナンススタンド |
6,980円 |
| 自転車用ガラス系コーティング剤 | AZ BCT-001 アクアシャインコート |
980円 |
| クリーニングキット | AZ 自転車オールメンテナンス5点セット |
2,329円 |
| マイクロファイバークロス | レック 激落ちマイクロファイバー 10枚入 |
534円 |
| 吊り下げ計り | Philonext 荷物はかり |
839円 |
| コラムカット用金ノコ | Z ハイスパイマン |
1,170円 |
| ソーガイド | GIZA PRODUCTSソーガイダー ブルーチェック |
1,814円 |
| 万力 | エンジニア アンヴィルバイス TV-12 |
1,963円 |
| トルクレンチ | PWTイージートルクレンチキットTW112 |
1,388円 |
| ネジロック | LOCTITEねじロック 243 中強度タイプ |
609円 |
| 合計 | 18,606円 |
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ロードバイクのドライブトレイン取替(その5 ケーブル内装ドロップ・ハンドルの取付)
ICAN サイクリング公式ホームページ
納得の予算で納得のフルカーボンロードバイクを組み立てる(その0)
納得の予算で納得のフルカーボンロードバイクを組み立てる(その1 フレーム編)
納得の予算で納得のフルカーボンロードバイクを組み立てる(その2 コラムカット編)
納得の予算で納得のフルカーボンロードバイクを組み立てる(その3 ハンドル・サドル装着編)
納得の予算で納得のフルカーボンロードバイクを組み立てる(その4 ホイール装着編)
納得の予算で納得のフルカーボンロードバイクを組み立てる(その5 クランク装着編)
納得の予算で納得のフルカーボンロードバイクを組み立てる(その6 完成編)
納得の予算で納得のフルカーボンロードバイクを組み立てる(その7 アクセサリー・試乗編)
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。