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パーツ

納得の予算で納得のフルカーボンロードバイクを組み立てる(その4 ホイール装着編)

IMGP4959_2018090115130057c.jpg フルカーボン・ロードバイクを自作してみようという企画シリーズ。今回はカーボンホイールを調達し、装着します。


【フルカーボン・ホイール】
せっかくカーボン・ロードバイクを自作するのであれば、そのホイールもカーボン製を奢りたいところです。完成車メーカーから提供されるカーボン・ロードバイクの価格が10万円台に落ちてきたからといって、ホイールまでカーボン製のフルカーボン・ロードバイクの価格が10万円台というのは聞いたことがありません。今回は自作のメリットを生かし、最近極めて低価格で入手可能になってきた中華製のカーボンパーツを使ってフルカーボン・ロードバイクを作ろうとしています。
そこで、ホイール(厳密にはリム)がカーボン素材であるカーボンホイールを購入します。ブランドは、今回購入したフレームブランドと同じ ICAN です。38mm ハイトのカーボンクリンチャーホイールが前後セットで 45,862円、圧巻の低価格です。安かろう悪かろうでは困るのですが評判も悪くありません。
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厳重な梱包で到着しました。
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付属品はクイックシャフト前後セットとリムテープ。
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そしてカーボンリム用ブレーキ・シューが付いていました。
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このホイールは11速対応ですが、9~10速のスプロケットを使えるようにする 0.85mm スペーサーもセットされていました。今回はこれは使いません。
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梱包を解きました。キズ一つなく、立派な商品です。安物感は全くありません。
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QC(品質管理)工程もしっかり整っているようです。
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【パーツ重量】
本商品だけでは走行可能ではなく、走行可能にするにはタイヤやチューブなど、各種サブパーツが必要です。今回用意したそれらサブパーツはこちら。タイヤとチューブは Panaracer、リムテープは SHIMANO を選びました。
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各種パーツを組み付ける前に「計量」を行います。フロントホイールが 670g。
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リアホイールは 837g でした。
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商品に付属してきたリムテープは、ナイロンを編み込んだような比較的ソフトタイプ。重量は2本で34.5g。
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これに対して、今回利用する SHIMANO のリムテープは 16mm 幅2本で 32.2g でした。
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タイヤは Panaracer の RACE A Evo3。比較的軽量の割に耐パンク性能が良く、転がり性能に優れるため、最近は私はこのタイヤを使い続けています。
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また、タイヤ幅は最近の主流である 25mm。 25mm のタイヤは 23mm と比べると多少重量が増しますが、 転がり摩擦に優れるため巡行速度維持の面で勝ります。私は今後 23mm のタイヤを使うことはないと思います。
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タイヤの重量は一本 241g でした。
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クイックシャフトの重量も測ります。前輪用は 48g。
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後輪用は 52g でした。
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チューブの重量は 77g でした。
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【Panaracer バルブエクステンダー】
今回購入したカーボンホイールは 38mm ハイトのリムが付いています。38mm と言っても、カテゴリーとしては「ディープリム」に属するため、通常の長さのバルブ長を持つチューブでは、バルブ先端が十分に突出しない状況になっています。おそらく、38mm リムハイトの場合は、バルブ長 60mm が必要です。
ただし、大抵の場合バルブ長の短いチューブの方が安く売られていたりします。そのため、今回はバルブの長さを足すことができる「バルブ・エクステンダー」を購入しました。Panaracer 製です。
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このバルブエクステンダーは、2ピース方式(バルブコアが取り外せるタイプ)のチューブから、取り外したバルブコアを再装着するタイプなので、チューブを選びます。そのため、このバルブエクステンダーが正式対応している Panaracer の2ピースバルブ装着チューブも併せて選んでいます。
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エクステンダーの重量は0.9g と軽量。重量積算単位としては1gとしておきます。バルブコアをねじ込む「キー」も付属。使わないときはバルブキャップとしても利用可能です。これも軽量で 0.9g。ただし、今回はこれは重量積算対象にはしません。
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【ホイール組み立て】
ホイールの組み立てはあまり詳細には述べません。定番の組み立て方法です。

  • リムテープを嵌める
  • タイヤの内側にタイヤパウダーを塗る
  • リムにタイヤを片側だけ入れる
  • チューブに少々空気を入れ輪になるようにする
  • チューブにもまんべんなくタイヤパウダーを塗る
  • バルブ穴を合わせてバルブからタイヤの内側にチューブをタイヤの中に入れ、なじませる
  • タイヤチューブの空気を必要に応じて抜き、なるべく素手で(タイヤレバーを使わずに)残りのタイヤのビード部をリムに押し込む
  • チューブがタイヤ内に正常に収まっているか確認する
  • タイヤのビード部分が均一に奥までリムに嵌っているか確認する
  • 空気を軽く入れる
  • タイヤが不均一になっていないか確認する
  • 念のためもう一度空気を抜く
  • ゆっくりと空気を入れてゆく
  • 適正圧力まで空気を入れる

今回はバルブコアの延長の手順が入りました。写真で紹介します。
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(2ピースバルブ)
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(バルブコアを抜く)
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(エクステンダーを使って、バルブを延長する)
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(装着完了)
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(私はタイヤパウダーの代わりにベビーパウダーを利用)
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(チューブのリムへの噛み込み、ビードの均等装着確認は入念に)
【組み立て完了と最終重量】
一通りホイールが組み立て完了しました。前輪の重量は1,012g。それにクイックシャフト48gを加えると1,060g。
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後輪重量は 1181g。後輪クイックシャフト 52g を加えると 1,233g。
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ただ、ここでちょっとした小話をします。上記重量は「空気の重量」も含まれています。空気は1Lで約1.3gあります。1気圧の状態では、その思さは大気の浮力と釣り合って中和されるのですが、私の場合、ロードバイクには前輪7気圧、後輪7.5気圧という高圧で空気を入れるため、6~7.5気圧分の「浮力で中和されない」空気の重さがホイールに加算されます。実測したところ、前輪で約7g、後輪で約10gの分の空気がホイール重量、ひいては自転車重量に加算されることになります。
【ホイール完成】
これで、晴れてホイールが完成しました。
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つぎにこれをフレームセットに取り付けます。ホイールを取り付けると、すっかり自転車らしくなりました!
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この段階での重量を計測してみましょう。理論値では、2,130g(骨格) + 1,060g(前輪) + 1,233g(後輪) = 4,423g です。
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ほぼ理論値です。実測値 4,425g。
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この測りは精度が±5g ありますので、重量集計の値は、理論値の 4,423g を使います。
【ホイールバランス調整】
最後にホイールバランス調整を行いました。このようにスタンドにクイックシャフトを通したホイールを入れ、ゆっくり手で回して重い点を調べます。
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その最も重い点の反対側にセロテープで1円玉(1g)を釣り合うまで貼り付けてゆきます。釣り合った段階で、その1円玉に見合う重さの重りを貼り付ければOK。私はゴルフクラブチューニング用の鉛プレートを使いました。
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このようにリムの中央部に貼り付けるようにします。側面に張り付けると回転による遠心力で飛んで行ってしまいます。
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【次回】
さて、次回は駆動系のギア関係(スプロケット、ボトムブラケット、クランク)の装着を行います。
【今回までのパーツ】
バイク本体必須パーツ

パーツ名 製品名 購入価格 重量
フレームセット(ヘッドパーツ込) ICAN 2017-AC18 52,870円 1,451g
(コラムカット後)
カーボンステム RXL SL ロード自転車カーボンステム 3,229円 137g
スペーサー カーボンファイバー製自転車 スペーサー5個セット 460円 24g
ハンドル RXL SL カーボン ハンドル 5,359円 184g
シート zroot超軽量フルカーボンサドル 3,000円 125g
シートポスト RXL SL シートポストRXL1701 3,799円 195g
シートクランプ カーボン シートクランプ 34.9mm龜旅 1,560円 14g
前後ホイール(クイックシャフト込) ICANカーボン38mm深 クリンチャーホイールセット 45,862円 1,607g
リムテープ(2本) シマノロード用リムテープ700cx16mm(2本入) 798円 32g
タイヤチューブ(2本) Panaracerチューブ R'AIR 700x23~28C] 2ピースバルブ仏式34mm 3,176円 153g
タイヤ(2本) Panaracer RACE A EVO3 700×25C ブラック 9,072円 482g
バルブ・エクステンダー(2本セット) Panaracerバルブエクステンダー2本セット [20mm] 1,436円 2g
タイヤ内空気 前輪7気圧、後輪7.5気圧 0円 17g
バランスウエイト DAIYAバランス調整鉛(2セット) 600円 17g
合計 131,221円 4,440g

メンテ用品(今回新規に購入したもの)

用品 製品名 購入価格
メンテスタンド 【World box】自転車メンテナンススタンド 6,980円
自転車用ガラス系コーティング剤 AZ BCT-001 アクアシャインコート 980円
クリーニングキット AZ 自転車オールメンテナンス5点セット 2,329円
マイクロファイバークロス レック 激落ちマイクロファイバー 10枚入 534円
吊り下げ計り Philonext 荷物はかり 839円
コラムカット用金ノコ Z ハイスパイマン 1,170円
ソーガイド GIZA PRODUCTSソーガイダー ブルーチェック 1,814円
万力 エンジニア アンヴィルバイス TV-12 1,963円
合計 16,609円

【関連ページ】
ICAN サイクリング公式ホームページ
納得の予算で納得のフルカーボンロードバイクを組み立てる(その0)
納得の予算で納得のフルカーボンロードバイクを組み立てる(その1 フレーム編)
納得の予算で納得のフルカーボンロードバイクを組み立てる(その2 コラムカット編)
納得の予算で納得のフルカーボンロードバイクを組み立てる(その3 ハンドル・サドル装着編)
納得の予算で納得のフルカーボンロードバイクを組み立てる(その4 ホイール装着編)
納得の予算で納得のフルカーボンロードバイクを組み立てる(その5 クランク装着編)
納得の予算で納得のフルカーボンロードバイクを組み立てる(その6 完成編)
納得の予算で納得のフルカーボンロードバイクを組み立てる(その7 アクセサリー・試乗編)
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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