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メンテナンス

ロードバイクのケーブルの全交換

DSC01157.jpg ロードバイクの変速ワイヤーが切断目前だったため、変速系だけでなく、ブレーキ系も含めた全ケーブル(インナー、アウター)をそっくり交換しました。


【変速異常】
私が所有している2台のロードバイクのうちの1台。アルミフレームの MERIDA のロードです。いろいろと手を入れつつ、もうかれこれ6年間乗っています。カーボンフレームのロードと比べれば重いですが、加減速を繰り返す必要がない低速巡行では重さはそれほど気にならず、頑丈で剛性の高い乗り味も気に入っていて、当分手放さずに乗り続けたいと思っています。
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1週間程度前から、リア・ディレイラーの変速の調子が悪くなりました。症状は、シフトダウンしても瞬時にシフトが決まらず、ペダリングをしていると数秒後にギア鳴りを伴って変速されるような症状です。当初、このような症状の際は、「ケーブルが伸びたかな?」と判断してアジャスターを調整したりしていました。しかし、それでは完全に改善されず、その後数日内に「ケーブルワイヤーが断線する」という結末でした。そんな帰結を何度か経験し、学習しました。
したがって、この症状が発生した場合は、ワイヤーのどこかが部分的に断線している可能性が高いです。確率的にはワイヤーにストレスがかかりやすい部分、STIレバーのケーブル巻き取り部分かディレイラー接続部近辺がおかしくなっていることが高いですね。
そこで、リア・ディレイラーの変速ケーブルのルートを点検しました。すると…
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もっとよく見えるように下から見上げてみましょう。ケーブルのより線のおよそ半分がすでに断線。「風前の灯」状態でした。恐らくあと数日内にこのケーブルは完全断線し、「トップ」でしか走れなくなってしまいます。これは放っておくことはできず、すぐに直す必要があります。
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【ケーブル交換】
この場合、最低限の処置は「リア・ディレイラーのインナーケーブルのみ交換する」というものです。これは作業としては簡単で、交換とディレイラー調整を含め、作業時間は20分以内でしょう。しかし、今回はブレーキ系、シフト系のインナー・ケーブル、アウターケーブルを全交換することにしました。
その理由は、シフトケーブルセットが一式、すでにあったこと。カーボン・ロードバイクを自作した際、105-R7000シリーズの STI レバーを購入しましたが、その STI レバーの添付品として、シフト、ブレーキ用アウター、インナーケーブルが付いていました。カーボン・ロードには、より上位のポリマーコーティング・ケーブルセットを別途購入して取り付けたため、そのケーブルセットがまるまる余っていました。
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もう一つの理由は、このロードバイクを購入したときから6年間、「アウターケーブル」は交換していなかったことです。アウターワイヤーは「Jagwire」製。そろそろ SHIMANO 純正アウターに交換したかったという背景があります。
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【作業】
さて、アウターケーブル(特にブレーキケーブル)も交換するとなると作業量は一気に増します。なぜならハンドル・バー・テープもまき直しになるからです。
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覚悟の上で、バーテープを取り外します。
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大抵のバーテープの裏面には両面テープが付いていて、バーテープをはがすと、バーテープがはがれて残ってしまいます。パーツクリーナーで、ハンドルをきれいにします。最近は「糊なし」のバーテープもあるので、今後はそっちに統一しようかな…。
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後は、インナーワイヤーを引き抜くため、ワイヤーカッターでワイヤーを切断します。この作業はペンチでなくて、ワイヤーカッターで行うべきです。なぜならペンチでワイヤーを切断すると、切断面がつぶれてワイヤーが引き抜きにくくなるからです。
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インナーケーブルが外れれば、アウターケーブルも取り外すことができます。しかし、安易に作業していけないのはここ。リヤブレーキケーブルです。このロードバイクは、リヤブレーキケーブルがトップチューブ内蔵型になっています。もしもこのケーブルを完全に引き抜いてしまうと、新しいアウターケーブルをフレーム内に通す作業が一段と難しくなってしまいます。
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したがって、このケーブルのインナー・アウター両方の交換作業時の鉄則は「インナーケーブルを残してアウターケーブルだけ引き抜く」です。こうすることで、新しいアウターケーブルをフレームに通すことが容易になります。
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アウターケーブルは、もともと付いていたものと「同じ長さ」に切りそろえました。今まで不都合がなかったならば、深く考えなくてすむので、それが最もシンプルで効率的です。
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アウターケーブルもワイヤーカッターで切断できますが、切断面がつぶれて、そのままではインナーケーブルがスムーズに通りません。
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そこで、何らかの器具で内部の穴を円形に修正する作業が必要です。リーマーやキリだと内部の樹脂を傷めてしまうので、太目の千枚通しなどが良いでしょう。次の写真は穴を修正した後。切断面の品質は、ちょっと失敗に近いほど悪いですね。決してお手本ではありません。
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鬼門のリヤブレーキのアウターケーブルも、残しておいたインナーケーブルがガイドとして機能し、簡単にフレーム内に通すことができました。
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アウターケーブルを取り付けたら、インナーケーブルが取り付け可能です。今回の105 R7000 シリーズ標準添付のケーブルセットは、シフトケーブルは「OptiSlick」、ブレーキケーブルはステンレス製でした。そこで、OptiSlick のシフトケーブルにはグリスアップはせず、ブレーキのインナーケーブルのみ、シリコングリスでグリスアップしました。
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さすがにインナーケーブルだけの交換と比べると手間がかかります。作業開始から2時間半。やっとすべてのケーブルを通すところまでこぎつけました。
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日が暮れ始めたので、場所を屋内に移して仕上げをします。
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インナーケーブルが長くて少々邪魔ですが、これはなるべく最後まで切らない方が良いです。切ると先っぽがほつれてくるので、再度アウターケーブルやケーブルルートに通すには、もう一度ワイヤーカッターで切り揃える必要が出てくるからです。
また、ケーブルルートでよくやるミスは、ここや…
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(BB部ケーブルガイド)
ここにケーブルを「通し忘れる!」ことです。
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(フロントディレイラーケーブル用ガイド穴)
ケーブルをカットして、短く切りそろえ、ケーブルキャップまで取り付けてから、これらのルートにケーブルが通ってなかったことが判明すると、「深く後悔する」と共に、最悪インナーケーブルの買い直しになってしまいます。そのため、インナーケーブルのカットはなるべく工程の後ろにした方が良いと思います。
その後、ワイヤーをブレーキやディレイラーに固定。各種調整して動作確認。ケーブルキャップを装着して、ケーブル系の作業が完了。覚悟していたものの、結構な手間でした。
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【仕上げ】
最後に行う必要がある作業がこれ。「バーテープ」巻きです。
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約30分の作業後、最終的に完成にこぎつけました。
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インナーケーブルは利用頻度の高いリア・ディレイラー用ケーブルが最も早く寿命を迎えるのが経験則です。約1年程度の寿命でしょうか。ただし、今回、積年の課題だった「アウターケーブル」を交換できたので、気分的に非常にすっきり。アウターケーブルは当分変えなくて良く、今後は作業が簡単なインナーケーブルだけの交換で済むので気楽です。

【関連ページ】
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最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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