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メンテナンス

BBベアリングの交換とベアリング球の精度

IMGP7940.jpg 小径フォールディング・バイクのBBベアリングが破損してしまったので交換しました


【BBベアリング破損】
ここ数日前から、普段使いの小径折りたたみ自転車に乗っていると、足元から「カチッ、カチッ」という音がし始めました。乗っている最中の音なので、耳を寄せて音の発生源を特定することができません。しかし、クランクを回しているとき、さらにクランクにトルクを掛けている時だけに音が鳴るということまでは突き止めました。
その状況から、「どうもBB(ボトム・ブラケット)」が怪しそうだとあたりを付けました。対象自転車は最近主流のカードリッジBBではなく、カップ&コーンタイプのBBです。
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そこで、ばらします。ここまでばらすためには、チェーンを取り外し、コッタレス抜き工具でクランクを外す必要があります。以前行った作業は、こちらにまとめています。ボトムブラケットのメンテナンス
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パーツクリーナーで洗浄した後なので、きれいで問題なさそうに見えますが...
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見事にベアリングが欠けています。また、欠けてないボールにも、亀裂が走っています。
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この自転車を買ったのが、かれこれ15年前。このベアリングも良く持ったもんだと思いました。ということで、早速東急ハンズで同等品を買ってきました。今回を機にBBをカートリッジ化しようかとも考えましたが、カップアンドコーンは無事なのようなので、オリジナルパーツに敬意を表し、ベアリング球だけを交換することしました。
右側の袋に入っているのが今まで使っていたリテーナー付きベアリング球。左は新しく買ったもの。15年前の商品の同じ規格のパーツがこうして買えるのは標準的な自転車の規格は、今まで維持されてきているということで、非常にうれしいことです。それだけ自転車というものはかなり前の段階で完成度が熟成されているものなのだと感じます。
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2個で 216円。安かったです。世には 9,000円の新品自転車があります。9,000円で自転車を売ることができるようにするためには、各パーツは鬼のように安価である必要があります。このように安いパーツがある一方、ロードレーサーに使われるような付加価値の高いパーツは高価格です。パーツ製造業者は、このような定番パーツを安価供給しつつ、高価なパーツを高付加価値で販売することでビジネスを回しているのでしょう。
【修理完了】
新しいボールベアリングにグリスをたっぷり塗って組み付け、修理完了しました。その後走ってみましたが、例の異音は解消していて、原因はBBのベアリング破損だったことが分かりました。これで安心して乗り続けることができます。
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【ベアリングの精度について】
余談ですが、ベアリングを交換したので、ベアリングボールの精度について意識しました。私の記憶では、荷重がかかる軸受の滑らかな回転を実現するために必要不可欠なベアリング。その精度は極めて高いものだと記憶しています。
ベアリングの品質を表したものとしてJIS等級がありますが、その中の等級1に属するものは、以下のような超絶の精度を持ちます。

等級1という製品は、真球度3nmで表面粗さは0.0006μmRa--これを地球に例えると、地表の高低差がわずかに20mという滑らかさになります。

(ITpro ユーザーレポート「天辻鋼球製作所 編」より)
まあ、ベアリングの玉だけ精度を高めても意味がないので、2セットで税別200円のベアリングでも上等です。また、その精度は、こと普通の自転車のBB用途を考えると十分以上のものです。
とはいえど、こだわりのあるロードバイク乗りで、交換可能なベアリングを、すべて高精度のセラミックボールに替えてしまったという兵もいると聞きます。そのような人は、自転車用の高精度ベアリングボールを下記のようなところで調達しているようです。
スチールボール専門販売 有限会社舟辺精工
【関連ページ】
ボトムブラケットのメンテナンス
天辻鋼球製作所 公式HP
スチールボール専門販売 有限会社 舟辺精工自転車&バイクページ
暗黒技術研究所 (見てのお楽しみ)

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